関西会が終わると、みんなをまた各駅まで見送る。
それぞれが手をフリフリ、握手をしながら去っていく。また会えると信じているからだろう、あまり悲しくない。
そして残ったのは高橋青年と飯島青年、そして俺だった。
我々は、ようやっと落ち着き、高橋家に向う前に近所のスーパー銭湯に寄っていくことにした。
その銭湯にも露天風呂や五右衛門風呂、洞窟風呂、ヒノキ風呂などの露天がある。
それら露天をそれぞれ堪能し、改めて最近自分たちに起こった出来事や冗談で盛り上がった。
「もぐらないで」と書かれた水風呂では、小学生がプール代わりにもぐっていた。
飯島青年が少年をはっしと捕まえて、「潜っちゃいかんぞ」と注意している。
こういうおじさ…、もとい、こういう大人がいる限り、日本も捨てたもんじゃない。
銭湯なら相手も丸腰だとわかるから、こちらも安心だ。
風呂をあがったころには、3人はすでに冷たいビールに飢えていたのだった。
高橋家は店も交通も賑やかな道路沿いにある。
道路の反対側は畑が広がり、踏み切りがある。家自体もなかなか大きく、庭にはいろいろな野菜が植えられていた。
車を降りると、ワン助2匹が出迎えてくれた。1匹は興味深々で、もう一匹はちょっと怯えていた。
案内された部屋は広広としており、飯島青年と俺はちょこんと座らされた。
いざビール!である!
高橋青年が部屋に入ってきたので「早くくれ!」とばかりに振り返ると…!!
彼が手に抱えていたのはビールじゃない!!そ、それは飲めないよ!!

ねこちゃんだった!!3ヶ月くらいのメス猫。 |

テレビを見ながらまった〜り |

おてんばちゃん |
|
いつのまにかこんな娘が誕生していたとは…。と疑問を抱きつつも、ネコを3匹も飼っている俺はあっという間にムツゴロウさんと化した。3ヶ月のネコである。もうあっちをどたばた、こっちをどたばた、立てかけたマットレスをばったり倒し、ソファーを駆け上り、足に食らいつき、そしてつまみのにおいを興味津津にくんくんしている。
ムツさんと化した俺は、このおてんばとじゃれつつ、挙句の果てには蚤取りまでしてやった。我ながらばっちりなスキンシップである。
まった〜りとした飲み会は、みなそれぞれ日中に疲れたのだろう、1時くらいにはお開きとなった。
布団を3つ並べ、就寝。
途中ねっぺ(寝ながらのおなら)音なども聞かれたが、まあ、よしとしよう。
朝は庭で取れたトマトを食す。おてんばちゃんは暑さでぱったりと地面にノびている。
昼前、お世話になった高橋氏に駅まで送ってもらい、飯島青年と俺は帰途についた。
俺にとっては初関西。新大阪から新幹線に乗るまえに、心斎橋による。
ぐりこだぜ
初の心斎橋だ。日曜日ともあって、人ではめちゃめちゃ多い。それこそ老若男女である。
ちょっとまえにW杯で人がぴょんぴょん飛び降りた道頓堀なるものを見る…え、ここに…?
ここに飛び込むとは、まさにカミカゼだ。恐るべし、関西パワー。
混んでるぜ
飯島氏に案内され、うまいすし屋ですしを食う。
正直、大阪でこんな江戸前を食べるとは思わなかった。
14時、姫路に戻る飯島氏とは梅田駅の車中で別れ、俺は新大阪から帰途についたのだった。 |